2007年12月5日水曜日

日本的権威の論理(会田雄次著)からの引用

 第一章 リーダーシップス・クライシスより

 最後に若い人々、すくなくとも四十歳前の人々に一言したい。当然大きな志を持ってよい資格と資質を持った人間が、愛情につつまれた小さな家庭の幸せとか、趣味ある生活とか、危険も波瀾もない平和で堅実な生き方とかを望むなど、若者として何とも悲惨で愚劣で矮小な自己設計をどうしてするのか。女房や子供などどうなっても構わないではないか。好きにさせておけ。馬鹿げた夢でも見果てぬロマンティシズムでもよい。その夢を持ち、育て、それを語り、議論して生きることこそ、真の青春の名に値するはず。何とかもうすこし大きな希望を持って生きてくれないか。



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