2008年1月17日木曜日

社会起業家(町田洋次著)からの引用

  第3章 社会起業家が登場した背景 福祉国家はなぜ行き詰まったのか より

 日本のように国営の年金制度を採用している国では、支給の主たる条件が年齢なので、高額所得者も対象になってしまう。本来は生活に困る人だけが対象になっていたのだが、人道主義的擁護論の名の下に、大判振る舞いが行われ、年金をもらわなくても生活できる人にまで自動的に支給されるようになった。そうすると、まだまだ元気で能力がある老人も、福祉にどっぷりと依存した「年金生活者」になってしまう。かといって支給対象者をもとの低所得者に限定しようとしても、すでに既得権益と化しているから、支給対象者をスリム化することができない。こうして給付制度の独り歩きが始まり、その周りを利益集団が取り囲んで、ときに不正の温床となり、社会全体が身動きの取れない硬直したものになってしまう。

2008年1月13日日曜日

「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン著)からの引用

     思いと環境 より

 私たちは、愚痴を言ったり罵ったりすることをやめ、自分の人生を調整している「隠れた正義」の存在を認識し、それに自分の心をしたがわせはじめたときから、真の人間として生きはじめます。そのときから私たちは、自分の環境の悪さをほかの人たちのせいにするのはやめ、強く気高い思いをめぐらすことに努めつつ、自分自身を強化しはじめます。環境と戦うことをやめ、それを、自分のより急速な進歩のために、また、自分の隠れた能力や可能性を発見するための場所として、有利に利用しはじめます。

2008年1月9日水曜日

超シンプルなさとり方(エックハルト・トール著)からの引用

 第2章「今に在る」ことができれば、人生の苦しみは消える 「時間は幻」だと理解しよう より

 時間の概念を捨てましょう。時間は、幻に過ぎないからです。時間と思考とは、言わば「一心同体」で、互いにはなれることができません。頭から時間の概念をとりはらうと、思考活動はぴたりとやみます。 つまり、「思考とひとつになる」ことは、「時間のわなにはまる」ことなのです。そうすると、ほぼ自動的に「記憶」「期待」「不安」だけを糧にして、人生を送るようになります。過去と未来にばかり没頭し、「いま、この瞬間」というものを貴ばず、ありのままに受け入れようともしません。過去のアイデンティティのよりどころにし、未来を目標達成の道具にして、執着心を抱くようになります。「過去も未来も幻である」ということこそが真実なのです!時間に、つまり「過去と未来」に焦点を当てるほど、もっとも貴い「いま」を見失ってしまいます。

2008年1月6日日曜日

紀伊国屋書店デイリーベスト

  1   日本の10大新宗教(幻冬舎)
  2   仮面ライダー電王double action×4+2(講談社)
  3   おひとりさまの老後(法研)
  4   広辞苑普通版(岩波書店)
  5   会社の品格(幻冬舎)
  6   親の品格(PHP研究所)
  7   使ってみたい武士の日本語(草思社)
  8   生産管理オペレーション 3級(社会保険研究所)
  9   ハリー・ポッターと死の秘宝上下巻セット(静山社)
 10   天璋院篤姫下(講談社)